カタンの遊び方完全ガイド:準備・手番の流れ・建設コストをイラストで解説
「カタン」は1995年にドイツで発表され、世界80カ国以上、3,000万個以上売れているといわれるボードゲームの定番タイトルです。六角形の地形タイルを組み合わせた島を舞台に、資源を集めて道や街を広げ、最初に規定の得点に到達したプレイヤーが勝利します。

このガイドでは、箱の中身から準備・開拓地の置き方・手番の流れ・建設コストまでを、盤面イラストとともに順番に解説します。ルールを知っていて手番の流れだけ確認したい場合は、目次から飛んでください。
箱の中には何が入っている?
基本セット(3〜4人用)の内訳です。
- 地形タイル 19枚:森4・牧草地4・畑4・丘陵3・山3・砂漠1
- 数字チット 18枚:2〜12(7を除く)の出目チップ。2と12だけが1枚、それ以外は2枚ずつ
- 海フレーム 6枚:盤面の外周パーツ。「3:1」の汎用港4か所、「2:1」の資源専用港5か所があらかじめ描かれています
- 資源カード 95枚:木材・レンガ・羊毛・麦・鉱石が各19枚
- 建築コマ:開拓地5個・都市4個・道15本(プレイヤーカラーごと)
- 発展カード 25枚:騎士14枚・進歩カード6枚・勝利点5枚
- 盗賊の駒 1個、サイコロ 2個



ゲームを始める前の準備
- 海フレームを組み立てる:6枚を組み合わせて外周を作ります。港はあらかじめ描かれているので別途配置は不要です。
- 地形タイルを裏返して混ぜ、蜂の巣状に並べる:慣れないうちは、砂漠タイルを中央に固定して並べるとやりやすいです。慣れてきたら、砂漠の位置も含めてランダムに並べてみましょう。
- 数字チットを置き、盗賊を砂漠に置く:チット裏面のアルファベット順に、外側から内側へ反時計回りに1枚ずつ置きます(砂漠には置きません)。この時点ではまだ裏向き(アルファベット面)のまま置いていきます。全部置き終えたら、チットをすべて表向きにして数字を確認し、砂漠タイルの上に盗賊の駒を置きます。


- 各自、建設コスト表とコマ一式を受け取る:開拓地5個・都市4個・道15本を、選んだ色で手元に置きます(3人プレイでは赤は未使用)。
- 資源カード・発展カードを準備する:資源カードは種類ごとに5つの山にして全員から見える場所に、発展カードは1つの山にして裏向きに置きます。
- ボーナスカード2枚とダイス2個を卓上に置く:これで盤面の準備は完了です。
- 手番の順番を決める:全員でダイスを振り、一番大きい数字を出した人から時計回りに手番の順番を決めます。
- 開拓地と道を2セットずつ、順番に配置する:1人目から順に開拓地1つと隣接する道1本を置きます(既存の開拓地のすぐ隣には置けません)。全員が1巡したら、今度は逆順でもう1セット置きます。
- 2つ目の開拓地から、最初の資源を受け取る:隣接するすべての土地から、対応する資源カードを1枚ずつ受け取ります。
開拓地をどこに置くべきか
2つ目の開拓地でもらえる資源が、そのままゲーム序盤の手持ち資源になります。どこに置くかが、序盤の展開を大きく左右する最初の重要な判断です。
準備の8番目でも触れた通り、開拓地・道の配置には次の2つの決まりがゲーム中ずっと有効です。
- 開拓地どうしは道1本分離す:既存の開拓地・都市のすぐ隣の交点には置けません。

- 道は自分の開拓地か道につながる場所にしか置けない:盤面上の好きな場所に単独では置けません。

開拓地を選ぶときは、次の4点を意識すると安定します。
- 出目の出やすさを見る:サイコロ2個の合計は、6・8が最も出やすく(36通り中5通り)、2・12が最も出にくい(1通り)。**隣接する3タイルの数字を合計した「出やすさ」**で選ぶのが基本です。
- 資源の種類を分散させる:3タイルとも違う種類の資源になる場所を選ぶと、建設の選択肢が広がります。
- 港へのアクセスも考える:余りやすい資源の専用港(2:1)や、種類を問わない汎用港(3:1)に近いと交換で困りにくくなります。
- 3タイル接続を優先する:盤面の外周寄りで2枚しか接しない交点より、3枚のタイルが接する交点の方が資源をもらえる機会が多くなります。
手番の流れ
自分の手番では、次の順番で進めます。
- サイコロを2個振る:出た合計の数字が書かれた地形タイルが資源を生産します。
- 資源を受け取る:そのタイルに隣接する開拓地(1個につき資源1個)・都市(1個につき資源2個)を持つプレイヤー全員が資源を受け取ります。手番のプレイヤーだけでなく、全員が対象です。
- 交渉・建設:他のプレイヤーと資源を交渉して交換したり、道・開拓地・都市・発展カードを建設したりします。
資源が生産される仕組み
たとえば下のイラストのように、開拓地(3タイルが接する頂点にある白い丸のコマ)が「森」「丘陵」「山」の3タイルに接している場合を考えます。サイコロの合計が8になると、8の数字チットが置かれた森と丘陵の両方から資源が生産され、この開拓地の持ち主は木材とレンガを1個ずつ受け取れます(山は数字が5なので、このときは生産されません)。

建設コスト
| 建てるもの | 必要な資源 | 効果 |
|---|---|---|
| 道 | 木材 ×1、レンガ ×1 | 開拓地を置ける場所を広げる |
| 開拓地 | 木材 ×1、レンガ ×1、麦 ×1、羊毛 ×1 | 資源を生産する拠点(1勝利点) |
| 都市(開拓地から昇格) | 麦 ×2、鉱石 ×3 | 同じ場所の生産量が2倍になる(2勝利点) |
| 発展カード | 麦 ×1、羊毛 ×1、鉱石 ×1 | 山札から1枚引く(効果は様々) |

盗賊(サイコロで7が出たとき)
サイコロの合計が7になった手番では、資源は生産されません。代わりに次の処理を行います。
- 手持ちの資源カードが8枚以上あるプレイヤーは、その半分(端数切り捨て)を捨てます。
- 手番のプレイヤーは盗賊の駒を好きな地形タイルに移動させます。盗賊が置かれたタイルは、以降そのタイルの数字が出ても資源を生産しなくなります。
- 盗賊を置いたタイルに隣接するプレイヤーから1人を選び、そのプレイヤーの資源カードをランダムに1枚奪います。
盗賊は「相手の強い拠点を止める」「自分の弱いタイルに移して被害を減らす」など、駆け引きの中心になる要素です。
勝利条件
合計10勝利点に到達したプレイヤーが、その時点で勝利します。
- 開拓地:1つにつき1点
- 都市:1つにつき2点
- 最長交易路(5本以上つながる道を持つプレイヤー):2点
- 最大騎士力(発展カードの「騎士」を3枚以上使ったプレイヤー):2点
- 発展カードの「勝利点」カード:1枚につき1点(公開せずに持てる)

初めのうちは、①出目の出やすさを意識した開拓地選び ②資源の偏りすぎを避けること ③無理のない交渉の3点を押さえるだけでも安定して遊べます。基本セットに慣れてから、拡張セットや発展カードの細かい効果を覚えていくのがおすすめです。
よくある質問(FAQ)
- 何人で遊べますか?
- 基本セットは3〜4人向けです。5〜6人で遊びたい場合は「5-6人拡張」が必要です。
- プレイ時間はどれくらいですか?
- 1ゲームあたり60〜90分程度が目安です。初回はルール説明を含めるともう少しかかります。
- 対象年齢はどれくらいですか?
- パッケージ表記は10歳以上です。数字とひらがなが読めるお子さんなら、大人と一緒であればもう少し低い年齢からでも遊べます。
